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令和元年度 “パパ時間”充実セミナー(全2回)

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令和元年度 “パパ時間”充実セミナー(全2回)

開催日:【第1回】令和元年8月25日(日)10:00~12:00 【第2回】令和元年10月5日(日)10:00~10:50、11:00~11:50  会場:多目的ホール(1階)

 子育て・孫育て中の男性と子どもを主な対象として、“パパ時間”充実セミナーを2回にわたり開催いたしました。

 今年度のセミナーは、家族との時間、特に子どもと語り合う時間や一緒に遊ぶ時間を大切にしながら、家庭と仕事を両立するためのヒントを得る機会としていただくことを目的としています。

 

 1回目は、「何が問題?何が大切?~子どもの生活と『メディア(ゲーム・スマホ・タブレット・パソコン)』~」をテーマに、筑紫女学園大学 人間科学部 人間科学科 初等教育・保育専攻教授でNPO法人子どもとメディア専務理事の原 陽一郎さんにセミナーを実施していただきました。

 

 まずは、テレビ・ゲーム・携帯電話・スマートフォン・パソコンなどのデジタルデバイスとそこから発信される情報を意味する「メディア」が、私たちの生活と深く関わっている現状について教えていただきました。依存症や学力の低下、ストレートネックをはじめとする健康問題などについて、豊富な映像資料やデータを使用して、分かりやすく教えていただきました。

 また「自信がない(自己肯定感が低い)、自分を大切に思えない(自尊感情の欠如)」を抱える子どもが多くおり、人との関係やつながりをメディアに求めてしまうという問題についても教えていただきました。

 最後に、講師から「子どもには、メディアよりも楽しいと感じる経験や体験が大切である」、「大人は保護者としての監督責任を自覚し、子どもと一緒にメディアに関するルールを決めることが大切である」というメッセージをいただきました。

 受講生にとっては、初めて知る内容や衝撃を受ける内容もあり、みなさん真剣に集中して講師のお話に耳を傾けていたことがとても印象的でした。

 このセミナーで学んだ、メディアに関する知識を日常生活に取り入れ、家族みんなで考えたり話し合ったりして、それぞれの家族に合ったメディアとの向き合い方を見つけていただき、子どもと家族を大切にしていただければと思います。

 

 

 2回目は、「家族であそぼう!体を使った親子運動遊び」をテーマに、福岡こども短期大学こども教育学科 幼児体育分野教授の矢野 咲子さんにセミナーを実施していただきました。10:00~10:50の前半の部は0歳~1歳のお子さまを対象とし、11:00~11:50の後半の部は2歳~小学校就学前のお子さまを対象としての開催となりました。

 

 前半の部は、対象年齢が小さいこともあり、まずは子どもと触れ合う簡単な遊びからスタートしました。ベビーリンパマッサージ、1本橋、ペンギン歩きなどをそれぞれの参加者で行いました。その後、少しずつ動きのある遊びとなり、バスタオルを使ってのそり遊びやバスタオルを丸めたボールでの遊び方を教えていただきました。最後に講師が持参した大きなバルーンを使用した遊びをみんなで体験しました。

 後半の部は、対象年齢が大きいことから、最初から動きのある遊びを教えていただきました。音楽に合わせて様々な動きを保護者と子どもで一緒にまたは交互に行う「2人でできること♪」からスタートしました。その後は、バスタオルを丸めたボールでのキャッチボールやタオルキャッチ、バスタオルを使って動物に変身する遊びなどを教えていただきました。最後は大きなバルーンを使用した、よりダイナミックな遊びをみんなで体験しました。

 子どもはみんな笑顔で汗をかきながら保護者と楽しそうに遊び、保護者は「子どもと一緒に体を動かす遊びがこんなにあるんだー」と感心しながら、やはりみんな笑顔で楽しそうに子どもと遊ぶ方法を学んでいた姿がとても印象的でした。

 このセミナーで学んだ体を使った運動遊びを日常生活の遊びの中に取り入れ、家族みんなで「楽しい」を共有していただき、子どもとの絆をより深めていただければと思います。

 

 

 

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

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