館長の部屋を更新しました!⇒【Vol.168】 子どもたちと、共に
更新日2025年06月01日
お元気ですか!
鬱陶しい雨の季節を迎えましたが、心は晴れ晴れと過ごしたいものですね。
まどかぴあ館内で、心ほころぶのは元気なお子さんたちとの出会いです。
3階のキッズルームでパパやママたちと遊ぶ子どもたちの笑顔、図書館の赤ちゃん向けおはなし会「ぴよぴよのへや」「よちよちのへや」の様子を見ていると幸せな気持ちになります。

まどかぴあでは、子どもたちに向けての取り組みが様々あります。
「まどかぴあ“芸術の時間”」は、大野城市内の小学校全校の皆さんを対象に、2、4年生には芸術鑑賞や体験プログラム、6年生にはまどかぴあの大ホールの特設能舞台での狂言鑑賞体験など、芸術に触れる機会を提供しています。
私たちは、その体験に参加する子どもたちの輝く瞳を見たときに「やっぱり、やっていてよかった!続けなければ!」と思うのです。
大人になって、まどかぴあの大ホールの客席で「子どもの頃、ここで狂言見たなあ」と思い出してもらえたらどんなに素敵なことでしょう。
そこで、このような子どもたちへの事業をはじめ地域社会に貢献するためのさまざまな活動を支援して頂く協賛サポーターをお願いしたところ、大野城市商工会を始め様々な企業からの応援をいただきました。
その協賛サポーターでもある西部ガスグループでは、子どもたちと共にという事業を1997年から展開されています。
それは、「地球のことば 子どものつぶやき」という小学生を対象とした詩のコンクール。「自然と触れ合うことによって、『環境』への関心を高めてほしい、詩を書くことによって自分の気持ちを表現する『創造力』を育んでほしい」という願いのもとに始まりました。
私は、初回から審査員として関わっていますが、子どもたちの素直な思いが自由な詩「つぶやき」になっていて、読んでいるとほのぼのとした気持ちになったり、大人や社会へのメッセージに聞こえることもあるのです。

第1回入選作の中に「虹はすぐにきえるけど、はずかしがりやなのかなあ・・・」というかわいらしいつぶやきがあって、その4年生のお子さんはもう大人になっているでしょう。
30年近く前に「つぶやき」を書いたお子さんがお母さんやお父さんになって、そのお子さんがまた「つぶやき」を書いていたら・・・、世代を超えるこのつながりは継続から生まれる宝物だと思います。
6月には30回目の募集が始まるとか、29回目の作品集はまどかぴあ図書館にもあります。
心が晴れる1冊です。
まどかぴあでも、開館当時から続けていた子どもミュージカルに主役で出演していたという方が、先日、訪ねて来られ、現在は東京で音楽舞台のプロデューサーとして活躍中だという話を伺い、嬉しくなりました。
まもなく、30周年を迎えるまどかぴあでも「つづけること」「つながること」を大切にしていきたいと思っています。