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館長の部屋

[No.026]まどかぴあ芸術教室

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[No.026]まどかぴあ芸術教室

更新日2013年07月29日

暑中お見舞い申し上げます。

厳しい暑さが続いていますが、お元気ですか!

 

まどかぴあには夏休みの子どもたちの声が響いています。

そして、図書館にもたくさんの子どもたちがやってきて、一生懸命本を探したり読んだり、袋いっぱい本を借りて家へ・・・夏休みならではの光景が見られます。みんな笑顔で、元気に楽しくいい夏休みにして欲しいものです。

 

ところで、「アウトリーチ」ということばをご存知ですか?

このところ一般的になりましたが、アウトリーチとは「手を差し伸べる」という意味、例えば、医療や福祉、文化、芸術など、求めるものの、中々手が届かないところに出向いてそのモノやことを届けるというものです。様々な分野でこの活動が広がっています。

 まどかぴあでは、音楽や芸術文化を市内の小学校や福祉施設等に「まどかぴあ芸術教室」や「お出かけ事業」としてお届けして、もう何年にもなります。  

先日、私は大野北小学校で行われた「まどかぴあ芸術教室」の演劇鑑賞会に同行しました。

劇団ショーマンシップの皆さんによる劇「泣いた赤鬼」を一年生の皆さんに鑑賞してもらおうというものです。体育館のステージに朝早くから本格的な舞台をつくって頂き、一年生を待ちました。

体育館に集合した一年生は始まる前からワクワクした表情で、赤鬼や青鬼が登場するたびに歓声を上げました。笑ったり、悲しそうな顔をしたり、みんなが赤鬼の心に寄り添っていました。

友だちを大切にすること、本当の優しさの意味を心の中に深く受け止めてくれたことと思います。

舞台効果のためにブラインドを下ろして暗くした体育館の温度はうなぎ上り、しかしその暑さを忘れるような演技にすっかり舞台に釘付けになった一年生でした。

観劇後の「ありがとう!」ということばが嬉しくて、このときに私たちはこの事業の素晴しさを実感するのです。

先日行った狂言の芸術教室も猛暑の中でしたが、大好評だったそうです。

 

   

 こうして様々なところへ出掛けて喜んで頂きたい,まどかぴあは今年も多くの学校や施設に伺う予定です。  

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