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館長の部屋

[No.97]薫風と令和

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[No.97]薫風と令和

更新日2019年05月09日

緑のそよ風、輝く陽の光、5月というのはなんと美しい季節でしょう。

 

皆様お元気ですか!

今年の5月は特に薫風が力強く感じられます。誰もが夢と希望を胸に、喜び満ち溢れる新しい元号「令和」のスタート。若者たちがスマートフォン片手に笑顔ではしゃいでいたこともあり、新しい時代の始まりをさらに深く感じたものです。

さて、10連休から日常への立ち上がりはいかがだったでしょうか。休みが続くと仕事への切り替えが難しく、自分に“よいしょ”の掛け声がいくつも必要な気もします。

あるドクターに伺ったのですが、長い休み明けというのは社会的時差が生じており、その解消には結構時間がかかるものだそうです。会社や学校に行きたくない症候群の意味がよくわかりますね。

また、体調の面でも、2時間以上の寝坊や夜更かしは取り返すのがとても難しいのだとか。生活のリズムを規則正しく守ることの大切さを改めて感じました。

長期休暇となると様々な過ごし方があり、海外旅行、近場の観光、里帰りなどなど、多様な楽しみを求めてあちこち大渋滞、大賑わいでした。今、ほっと一息、それぞれのゴールデンウィークを振り返っていらっしゃることでしょう。

 

私は飛び飛びに仕事があり、旅行の予定も立てられず日々大掃除に明け暮れました。断捨離の第一歩です。こんなに不必要なものを大事に持っていたのかしらと反省しながら、仕分け作業に精を出しました。ゴミ袋の山を前に、久しぶりにすっきりした気分になれました。

さあ、新しい元号「令和」とともに、心新たに頑張らなければなりません。

まどかぴあのギャラリーモールには、先日お知らせしておりました通り、飾り隊のメンバーでもある書家の志賀禮花さんが制作して下さった、大きなサイコロ型の令和のカレンダーがお目見えしました。緋毛氈の上に並んだサイコロを合わせて記念撮影をされる方も多くいらっしゃいます。ぜひ、ご覧になってみてください。万葉集の序文も楽しむことができます。

令和の考案者であろうといわれる日本文学者の中西進さんによると、「令」は「秩序というものを持った美しさ、麗しい」という意味が込められており、「和」は十七条憲法の「和をもって貴しとなす」という平和思想があるということです。「麗しく平和をグレードアップさせていく時代」、ともによい時代を作り上げていきたいものです。

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