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[No.136]秋に向けて

更新日2022年09月01日

お元気ですか!

暑かった夏を振り返りつつ、爽やかな秋が待ち遠しい9月です。

 

さて、大野城市にとって最近のビッグニュースは8月28日から西鉄電車が高架上を走り始めたこと、待ちに待った西鉄天神大牟田線連続立体交差事業の「雑餉隈駅」から「下大利駅」区間の高架開通です。

先日、ふと見上げた高架上を電車が走っている様子に感動して、思わず立ち止まってしまいました。

通勤の車窓からもこれまでとは違う景色が広がって、なんだか夢のようです。また、19箇所の踏切がなくなり交通渋滞の解消にもつながっています。

そして、これからいくつかの沿線新駅の完成とともに近隣のまちの動きや賑わいがますます楽しみになってきました。

 

また、市制50周年を迎えた大野城市では9月10日のまどかマルシェをはじめさまざまな事業が繰り広げられ、これからお祝いムードが高まっていくことでしょう。

 

まどかぴあでも秋に向けて各担当が張り切ってさまざまな事業を進めています。

その中から、先日スタートした「つながる“まどか”能舞台」のワークショップの様子をご紹介します。

 

まどかぴあの大ホールには県内でも珍しい本格的な特設能舞台があり、静謐(せいひつ)な空気に包まれた能舞台の前に立つだけで身の引き締まるような気持ちになるものです。

 

この能舞台で、来年の1月28日に能「羽衣」をプロの能楽師の方々と市民の皆さんによって創り上げる「つながる“まどか”能舞台」がスタートしました。「能の謡にチャレンジしてみよう」という企画に応募された皆さんは各コミュニティセンターで能楽師の指導を受けながら練習し、本番では謡での出演となります。

8月27日、28日、各コミュニティセンターにそれぞれ約20人が参加、「能」について基本的なことを学ぶ4カ所でのワークショップは地域の特徴も感じられ興味深いものでした。

 

 

「能を代表する曲の一つである熊野、これをなんと読むでしょうか?ゆやと読みます。このように能の演目は短くて歌舞伎は長いですね・・・三味線が入らないのが能で・・・」と、白坂先生の能についてのお話が続きます。

講師は、本番にも出演していただく能楽師の白坂保行さんと山岡晴美さん、高安流大鼓方の白坂さんのお話は流暢でとても分かりやすく、宝生流シテ方山岡さんも動きを交えて能の奥深さや発声法などを教えて下さいました。

参加者からは、

「話を聞いて能というものに興味がわいてきました、楽しみです」

「何だかワクワクしてきました、練習が楽しみ」

などという声が聞かれ、私たちスタッフも10月からの稽古を楽しみにしているところです。

小学校2年生から80代まで約80人の皆さんが本番に向けてこれから練習を重ね16人の能楽師とともに能「羽衣」に挑む、その過程でどんなつながりが生まれるかも興味深いところです。

 

これから練習風景も追ってご紹介します。

来年1月の本番、能「羽衣」をどうぞお楽しみに!

 

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