2020年10月
[No.111] まどかぴあの、“とっておきの秋”がはじまりました!
更新日2020年10月01日
お元気ですか!
あれほど暑かった夏が台風10号とともに去ってしまったようで、秋の訪れがいつもより早いような気がいたします。
コロナ禍、新しい生活様式を取り入れながらの暮らしは慣れないことばかりですが、頑張って感染予防に努めたいと思っています。
さて、まどかぴあでは、“とっておきの秋”のはじまりです。私たちまどかぴあの財産である池田満寿夫初代館長の作品が並ぶ“版画コレクション展2020”がスタートしました。会期は10月12日まで、1960年代の作品から年代を追って池田満寿夫ワールドが会場いっぱいに広がっています。
「まどかぴあの初代館長が池田満寿夫さんだったなんて!」と、今でも皆さんが驚かれるのですが、平成8年4月のまどかぴあオープンの日、「この街が大好きだから、皆さんと一緒に頑張ります・・・」というステージでの館長挨拶を聞きながら深く感動したことを思い出しました。
まどかぴあの中をあちこち歩きながら、ひょいと空いた席に座って何か描いておられた姿や、階段の踊り場で、女性センターで働いていた私に「よろしくね」と言ってくださった声までもが蘇ってくるようです。
その一年後の訃報は、女性センター(現男女平等推進センターアスカーラ)のフォーラムのイベントの時に届き、大きなショックを受けました。63歳という若さで逝ってしまわれましたが、まどかぴあには測り知れないほど多くの財産を残してくださいました。その中の版画作品約80点の中から、会場には選りすぐりの30点が展示されています。
佐藤陽子名誉館長からの心いっぱいのメッセージを読んでいただきながら、作品との語らいを楽しんでください。
様々な分野で国際的な作家としてパイオニアだった“池田満寿夫”の熱き動勢に触れていただく絶好のチャンスです。会場で、ごゆっくりその版画作品に向き合っていただきますよう、ご案内申し上げます。
感染対策は万全です。もちろん、入場無料、会期中は何度でもお出かけくださいませ。
また、会場には、プレス機など版画制作の道具を展示しています。
10月4日(日)は、午後2時から、九州産業大学芸術学部教授、古本元治先生のギャラリートークを予定しています。(無料、申し込み不要、当日参加可)