2019年06月
更新日2019年06月28日
お元気ですか!
季節の変わり目鬱陶しい時期ですが、膨らんだ紫陽花がそんな気持ちを慰めてくれるような気がします。また、郊外に足をのばすと田植えの終わった風景が広がって、風に揺れる早苗にゆっくりと伸びる力を教えられます。
さて、まどかぴあも七夕飾りでみなさまをお迎えする時期になりました。
先日、まどかぴあのボランティア飾り隊のみなさんと職員とで5本の笹竹にたくさんの短冊を飾りました。そのそばには、お子さんたちにも参加して頂こうと、短冊の準備をしています。可愛い願い事をたくさん結びつけてくださるのを心待ちにしています。
まどかぴあでは只今“まどかぴあ市民大学”「おとなの楽校」の受講募集を始めています。
今年のチラシはひと味違うと大好評、風の吹くベランダで楽しそうにノートを広げる女性は何を読んでいるのでしょうか?今年の「おとなの楽校」のテーマは「デザイン」なのです。
“デザインを知ると、風景が変わる”、このコンセプトも素敵で、開講に向けてスタッフ一同張り切っています。
ラインナップは次の通りです。
*ピアノの調律に触れながら「音のデザイン」を聴く
*文字、その「書体の開発デザインの世界」に迫る
*さまざまな場面の「ユニバーサルデザイン」について考える
*型絵染作家の作品を鑑賞しながら「人生デザイン」に触れる
詳しいことは、話題のチラシをぜひ手に取ってじっくりお読みください。楽しみながら、深い話に耳を傾け、「へえー」「ほう」「そうか」「なるほど」「ふーん」などと深く呟いて頂けたら幸せです。お友だちをお誘いになって、お出かけください。きっと、帰り道、その風景が変わっているかもしれません。学びは心の風景を変える力がきっとあると私は信じています。
先日、私が久しぶりに学びの大切さを知ったのは G20に参加した時です。日本が初めての議長国となったG20、日本各地で様々な分野のサミットが開かれていますが、6月8日、9日福岡では「G20財務大臣・中央銀行総裁会議」が開催されました。そのコーポレート・ガバナンス(企業統治)のセミナーを聴講しましたが、各国代表の意見交換は実に刺激的なものでした。長期的によりよい企業経営を続けるための仕組みについて議論が交わされましたが、キーワードは「情報開示の必要性」「持続可能性の重要性」「透明性があるか」「多様性が実現しているか」「女性の活用を更に!3分の1にできないか」などなど、そのキーワードはすべての組織に共通するということも改めて考えさせられました。
厳重警備で静まりかえった当日の福岡市百道地区、10メートルおきの検問を受けながら、緊張の連続の参加でしたがとてもよい学びの経験でした。