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[No.82]おとなの楽校へのご案内です!

更新日2017年12月12日

寒くなりました。お元気ですか!

まどかぴあの図書館が発行する情報誌 Paralaに星野立子さんの句がありました。

 

しんしんと

   寒さがたのし

       歩みゆく

 

さあ、背中を伸ばして、寒さとともに冬を楽しむくらいの気持ちで過ごさなければと思ったことです。風邪をひかないように、元気に活動的に過ごしましょう。

 

さて、そのPalaraでも紹介されていますが、1月20日(土)の「おとなの楽校」は「夏目漱石と村上春樹」です。時代の転換期に生まれた国民的作家二人の共通点に迫ります。1867年、大政奉還の年に生まれた夏目漱石、1949年敗戦から4年経った年に生まれた村上春樹、二人は日本が大きく変化する時代に生まれているのです。二人の作品を読み比べながら、その時代の日本をどのように見ていたのかということについても考えてみたいと思います。

先生は、九州大学名誉教授の岡野進先生とナレーターの生野文治先生です。

岡野先生は、デビュー以来ベストセラーを重ねながら殆ど理解されることのない村上春樹の孤独なありように魅せられて研究に従事されたのだそうです。研究者としての視点から二人の人となりや作品について詳しくお話を伺うことにしています。

 

その中で、今回の授業の目玉は、それぞれの作品の朗読が入ることなのです。元RKB毎日放送のアナウンサーからナレーターとしてNHKの「ためしてガッテン」など全国区で活躍されている生野文治さんに、二人の作品を読んでいただきます。

 

夏目漱石は、『夢十夜』の第三夜、『文鳥』など

村上春樹の作品も聴かせていただきたいと思っていますが…

作品を聴きながら、その作家に迫るという何とも贅沢な授業です。

 

先日、生野文治さんが映画のシーンを朗読するというイベントに参加しましたが、言葉が躍り出てくるような感覚で、その映像を想像する楽しさに感動しました。素晴らしい朗読です。きっと当日はいい学びの時間になるでしょう。ぜひ、お揃いでお出かけください。

 

まどかぴあ総合案内でチケット好評発売中です。受講料は500円です。お待ちしています。

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