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2017年02月

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[No.72]早春

更新日2017年02月01日

お元気ですか!

梅便りが楽しみな今日この頃…まだまだ寒い日が続いています。

そんな中、インフルエンザは大流行だそうですから、どうぞお気を付け下さい!

 

さて、先日まどかぴあで、まさに春の訪れを感じさせる力強い音色が大ホールに響き渡りました。6回目を迎える大野城市民吹奏楽団と中学生3年生の吹奏楽部の皆さんとのジョイントコンサートの練習がスタートしたのです。市民吹奏楽団の皆さんたちから指導を受けながら力をつけていく大野城市の中学校吹奏楽部の皆さん、そして、中学生を指導する楽しみと自らを振り返る吹奏楽団の皆さん…ともに力を合わせコンサートを作り上げていく過程がこのジョイントコンサートの醍醐味なのだと思います。

 

これまでに何回も本番の演奏を鑑賞しましたが、素晴らしい演奏と、それぞれの思いがステージ上に表現されて感動したものです。涙が出るほど素敵な演奏会になるのです。

上手になった中学生たちのことをうれしそうに眺める市民吹奏楽団の方々の表情が心に残っています。

 

今回は、なんと74人の中学生の皆さんの応募があり、うれしい悲鳴です。大ホールいっぱいに楽器と熱心な表情が勢ぞろいして、大きな音が響き渡りました。客席から練習スタートの様子を眺めながら、4月23日の本番を想像したことです。

当日はご家族をはじめ多くのお友だちの拍手の中で輝く笑顔が見られることでしょう。

素晴らしい演奏と和やかなシーンをお楽しみに、是非お出かけ下さい。

ところで、久しぶりに心から感動した映画のことを。

1月27日からKBCシネマで上映になった「未来を花束にして」です。

女性には投票権も親権さえも認められていなかった1912年のイギリスの話です。ロンドンで繰り広げられた女性たちによる参政権運動、その中で一人の平凡な母親が動き出し、のめりこんでいく…“言葉よりも行動を”と呼びかけるその彼女たちの動きに心揺さぶられました。わが子のその手に、希望をつなぎたいという願いが、また深く胸に響くのです。実話を基にした作品ですが、イギリスのメイ首相をはじめ多くの女性たちがリーダーとなっている今、その土台となる権利獲得への厳しい動きは100年という年月と歴史の重みをも深く感じるものでした。

出演しているメリル・ストリープはこう語っています、「すべての娘たちはこの歴史を知るべきであり、すべての息子たちはこの歴史を胸に刻むべきである」と。

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