2015年12月
更新日2015年12月09日
師走、慌ただしい時期になりました。
お元気ですか!
まどかぴあのスタッフも大忙し、みんな走り回っている感じです。
私は先日、まどかぴあアウトリーチ事業のひとつ、学校アウトリーチの行われている大利小学校に行ってきました。
久し振りの青空の下、運動場にはいくつもの野焼きの炎が立ち上って、6年生の生徒さんたちの歓声に包まれていました。
「まどかぴあ芸術教室 野焼き体験」です。
まどかぴあの生涯学習センターの講師でもいらっしゃる井上誠司先生の指導のもと、
それぞれが作った土器が火の中に丸く並んでいました。
火の様子を皆で確かめながら出来上がりを楽しみにしている様子が感じられ、ほっとしたことです。
井上先生は、
「子どもたちは、火を熾したことがない。家にマッチがないという子もいますよ。マッチをすることから教えて、火を熾す、そして薪をのせてこうして野焼きになるわけです」
「子どもたちには焼き物について考えてもらいました。トイレの便器などたくさんのものが身の回りにあるということ、セラミックもそうですね」
「この芸術教室は野焼きだけではありません。事前学習も行います。市役所のふるさと文化財課の担当者から人面墨書土器について学ぶことから始まります。この大野城の歴史を学び、その人面墨書土器を自分たちで作って焼く、本当にいい学びになると思います」
と話しながら、走り回ってそれぞれの野焼きの火の加減をチェックして回っておられました。
生徒さんたちの声は「楽しみです」「私の作ったのはこれです」「火を熾すのがむずかしかった」「でも、おもしろい」などなど、野焼きの炎を囲んで話も弾んでいました。