更新日2025年06月01日
お元気ですか!
鬱陶しい雨の季節を迎えましたが、心は晴れ晴れと過ごしたいものですね。
まどかぴあ館内で、心ほころぶのは元気なお子さんたちとの出会いです。
3階のキッズルームでパパやママたちと遊ぶ子どもたちの笑顔、図書館の赤ちゃん向けおはなし会「ぴよぴよのへや」「よちよちのへや」の様子を見ていると幸せな気持ちになります。

まどかぴあでは、子どもたちに向けての取り組みが様々あります。
「まどかぴあ“芸術の時間”」は、大野城市内の小学校全校の皆さんを対象に、2、4年生には芸術鑑賞や体験プログラム、6年生にはまどかぴあの大ホールの特設能舞台での狂言鑑賞体験など、芸術に触れる機会を提供しています。
私たちは、その体験に参加する子どもたちの輝く瞳を見たときに「やっぱり、やっていてよかった!続けなければ!」と思うのです。
大人になって、まどかぴあの大ホールの客席で「子どもの頃、ここで狂言見たなあ」と思い出してもらえたらどんなに素敵なことでしょう。
そこで、このような子どもたちへの事業をはじめ地域社会に貢献するためのさまざまな活動を支援して頂く協賛サポーターをお願いしたところ、大野城市商工会を始め様々な企業からの応援をいただきました。

その協賛サポーターでもある西部ガスグループでは、子どもたちと共にという事業を1997年から展開されています。
それは、「地球のことば 子どものつぶやき」という小学生を対象とした詩のコンクール。「自然と触れ合うことによって、『環境』への関心を高めてほしい、詩を書くことによって自分の気持ちを表現する『創造力』を育んでほしい」という願いのもとに始まりました。
私は、初回から審査員として関わっていますが、子どもたちの素直な思いが自由な詩「つぶやき」になっていて、読んでいるとほのぼのとした気持ちになったり、大人や社会へのメッセージに聞こえることもあるのです。
第1回入選作の中に「虹はすぐにきえるけど、はずかしがりやなのかなあ・・・」というかわいらしいつぶやきがあって、その4年生のお子さんはもう大人になっているでしょう。
30年近く前に「つぶやき」を書いたお子さんがお母さんやお父さんになって、そのお子さんがまた「つぶやき」を書いていたら・・・、世代を超えるこのつながりは継続から生まれる宝物だと思います。
6月には30回目の募集が始まるとか、29回目の作品集はまどかぴあ図書館にもあります。
心が晴れる1冊です。
まどかぴあでも、開館当時から続けていた子どもミュージカルに主役で出演していたという方が、先日、訪ねて来られ、現在は東京で音楽舞台のプロデューサーとして活躍中だという話を伺い、嬉しくなりました。
まもなく、30周年を迎えるまどかぴあでも「つづけること」「つながること」を大切にしていきたいと思っています。
更新日2025年04月30日

お元気ですか!
瑞々しい5月の緑、山滴る季節を迎えます。
5月4日の「みどりの日」を真ん中に5月14日までを「みどりの月間」として
誰もが自然に親しみ理解を深めるためのさまざまな取り組みも広がっています。
青空を見上げたら、緑が眩しく輝いていました。

さて、まどかぴあは、おかげさまで賑やかな5月です。
大人気の「坂東玉三郎トークショー」、残りの席も随分少なくなってきましたので、
どうぞ、お急ぎください。
華やかで夢の世界のような舞台の玉三郎さんが、まどかぴあでどんなお話をされるのか、生のお声がとても楽しみです。

そして、5月26日からまどかぴあ市民大学「おとなの楽校」のチケット発売、グランド会員さま向けから始まります。
この事業は、まどかぴあのすべてのスタッフの意見を集めて会議を開くところから始めます。
図書館のスタッフが聞いてみたい話、文化芸術担当やアスカーラ、
生涯学習センターのみんなが興味を持っていることなどを持ち寄り、侃々諤々の議論を続けて、
やっと決まったのが今回の「おとなの楽校」です。
更新日2025年04月01日
明るい中で、心の奥に抱いている苦い思い出が蘇ることがあります。
思い通りの進学先が決まらず、悶々とした思いで満開の桜を見上げた日のことです。
周りの大人たちは「人間万事塞翁が馬」とか「禍福は糾える縄の如し」などと言って励ましてくれましたが、その言葉は私の心に届きませんでした。
しかし、歳を重ねるごとにその意味を噛み締め、深く納得することばかりです。
さまざまな春、前を向いて頑張らなければなりませんね。
更新日2025年03月04日

先月2月28日は、まどかぴあ大ホールの能舞台で市内の小学校6年生全員を対象にしたまどかぴあ芸術の時間、
大蔵会の皆さんの解説付き「狂言」鑑賞でした。
遠いところは学校からバスの送迎での芸術文化鑑賞体験、みんな笑顔で大ホールへ。
狂言「柿山伏」の面白さをちゃんと理解して朗らかな笑い声が重なり、たくさんの質問も飛び出しました。

鑑賞後の「初めて!」「面白かった!」「楽しかった!」という元気な声とキラキラ輝く瞳に私たち職員は大きな達成感を覚えたのです。
3月28日から30日は小中学生を対象にした『春の自由研究「はじめての狂言体験」』を開きます。
このような子どもたちに向けての芸術文化の取り組みはまどかぴあの使命のひとつ、これからさまざまな方々へ、もっとできることを広げていきたいと思っています。
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先日、前々から探していた本『The Good Life』を図書館で見つけました。
これは、ハーバード大学成人発達研究のロバート・ウォールディンガー博士を中心にまとめられた「喜びに満ちた人生を送るための条件とは」というもの、1938年から85年近く約2600人の調査から、健康で幸せな人生を送るには何が必要なのかということが様々な分野の研究から報告されています。
要は「他者と積極的に関わること、良好な人間関係こそが人生を有意義で幸せなものにしてくれる」ということ。「友人の存在は人を健康にする」ともありました。
更新日2025年02月01日
お元気ですか!
水仙の清らかな香りが2月の冷たい風に乗って早春を感じさせてくれます。
春待ち気分を膨らませながら、如月の寒さを乗り越えましょう。
まどかぴあの2月の事業から、「アスカーラ共生フォーラム」をご紹介します。

男女の自立と男女共同参画のまちづくりをめざして
さまざまな活動を繰り広げているアスカーラ、
その中でも大きな事業の共生フォーラムがいよいよ2月15日に開催です。
これは、実行委員会形式でアスカーラ活動団体をはじめ一般市民の皆さんの応募により企画から運営までボランティアで関わっていただくものです。
今回も27名の皆さんがアスカーラ職員と共に張り切って準備を進めてくださっています。

登山家で、看護師、
そして、日本人女性初8000メートル峰14座制覇を成し遂げた
渡邊直子さんを迎えての講演会、
チケットはあっという間に完売しました。
実行委員会で、渡邊さんに講演をお願いしたいという思いがひとつになった瞬間の
皆さんの嬉しそうな目の輝きが印象的でした。
何といっても、地元 大野城市生まれ、大利小学校、大利中学校、
春日高校出身なのですから。
大卒後看護師の仕事をしながら登山を続ける渡邊さんのパワーの源に迫ることができるでしょう。