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館長の部屋

[No.125] お久しぶりです! まどかぴあ 開館です!

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[No.125] お久しぶりです! まどかぴあ 開館です!

更新日2021年10月01日

お元気ですか!

新型コロナウイルス感染症の第5波はこれまでにない大きな山型の棒グラフ、日々発表される感染者数に振り回されながら夏が終わったような気がします。

「夏の思い出は何もなし、海も山も諦めて。体重だけが増えました」

「家族との交流も我慢の連続、寂しくて、寂しくて・・・」

そんな声とともに、これから秋が深まっていくのですね。

 

緊急事態宣言は解除されましたが、マスク生活は続きます。感染に気を付けながら、常に気持ちだけは前向きでいたいものです。

 

まどかぴあ図書館は9月14日から開館していましたが、10月からは全館開館、職員一同張り切っています。

開館時間や各事業案内など最新情報につきましてはホームページでご確認の上、ご利用ご参加のほどよろしくお願い申し上げます。

 

臨時休館のため様々な事業が中止や延期となり、日程変更したものがたくさんあります。

そんな中、男女平等推進センターの「大野城市男女共生講座」は10月12日からスタートします。今年のテーマは「共に生きる社会」、興味深い内容で各回の講座がとても楽しみです。

第1回は「アートと障がいのある人と私~大野城市との新しい取り組み」、講師は障がいを持つ子どもたちのアート教育に長く取り組んでいらっしゃる城戸佐和子さんです。城戸さんは洋画家としてフランス「美の革命展」や「二科展」での受賞など様々なご活躍とともに、長い間、たくさんの子どもたちをご自身の造形教室で育ててこられました。

 

この絵は生徒さんたちの作品、ほんの一部を城戸先生にご紹介いただきました。

太田宏介 作 「笹の花を食べるパンダたち」

星先こずえ 作 「切り絵 ダチョウ・ヘッド」

高山凌賀 作 「プルメリア」

ご覧のように、造形教室出身の方々が個性的で明るく温かい作品を数多く発表されています。個展に何回か伺ったことがありますが、弾けるような楽しいアートの世界が広がっているのです。先日、NHKテレビでも紹介され全国的に活躍中の太田宏介さんもその一人、10月12日まで大丸福岡天神店地下1階で個展を開催中です。天真爛漫、限りなく明るい光溢れる作品をご覧になって、城戸先生の講演を聞くというチャンスかもしれません。

太田さんの作品は、男女共同参画の視点で描かれたものが福岡市のアミカスにありますし、九大病院や福岡市こども病院など多くの場所に飾られています。

 

誰もがその個性を発揮できる居心地のよい社会の実現に向けて、共生講座の「共に生きる社会」というテーマは大切な視点だと思います。市民の皆さんによる実行委員会形式のこの講座は平成元年スタートですから、もう30年以上も続いているのです。ご参加をお待ちしています。

 

その他にも、各担当分野でこれから多くの事業の開催を予定しております。

感染対策は万全にしておりますので、ご安心の上、まどかぴあにお越しください。

 

図書館の広報誌Paralaに夏目漱石の句が紹介されていて心にしみましたので、ご紹介させていただきます。

 

  肩に来て  人懐かしや  赤蜻蛉

                  『漱石全集 第十七巻』より

 

よい秋を、お元気にお過ごしください。

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