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館長の部屋

[No.99]

館長の部屋 詳細

[No.99]

更新日2019年08月09日

お元気ですか!

厳しい暑さが続いています。

暑さにだんだん弱くなっていく自分に年齢を感じながらの今日この頃です。

私は、7月の後半続けて三度の出張があり、東京に2度、そして奈良に出掛けました。東京、奈良、さらに帰りに立ち寄った京都も、じりじりと暑くて、ふうふうため息をつきながらの移動でした。

帰りに何処かでほっと心安らぐ時間をと考え、京都最古の禅寺、建仁寺を訪ねてみました。本当に久しぶりにゆっくりといい時間を過ごすことができたものですから、ご報告です。因みに日本最古の禅寺は博多の聖福寺、どちらも開山は栄西禅師です。祇園、花見小路を抜けて門をくぐり、静寂な世界へ。

目的の一つは俵屋宗達の「風神雷神図屏風」、国宝の保存状態を考えて京都国立博物館に寄託されており、ここではレプリカが置かれているのですがとても素晴らしいものでした。風袋から風を吹き出し、下界に風雨をもたらす風神と、太鼓を叩いて雷鳴と稲妻を起こす雷神、その表情にしばし見とれてしまいました。

東京オリンピック・パラリンピック大会を記念して発行される五百円硬貨の図柄は人気投票の結果「風神・雷神」に決まったのですから、そのことも嬉しくて佇んでさらに見入っておりました。オリンピック用が「雷神」、パラリンピック用が「風神」なのだそうです。確か来年の7月に手にすることができるはずです。

また、建仁寺のお庭の素晴らしさに感動、大雄苑(だいおうえん)海音庭(ちょうおんてい)そして、有名な○△□の庭(まるさんかくしかくのにわ)、枯山水と緑の深さが暑さを忘れさせてくれるのです。時折スーッと吹く風に頬を撫でてもらいながら、お庭に向ってゆっくり心の洗濯でした。また、来よう!今度は紅葉の頃にと思ったことです。

8月8日が立秋ですから、もう残暑お見舞いという時期。そろそろ猛暑、酷暑から解放されて、ほっとしたいものですね。

そういえば、知人から、「9月13日は中秋の名月、みんなでお月見の会をしませんか?」という案内を頂いて秋を待つ心がさらに立ち上がって来ました。しっかり食事を摂って、ゆっくり睡眠を取り、身体を労わりながら秋に向かって歩んで参りましょう。

まどかぴあは秋に向けて大忙し、様々なイベントのチケット販売でインフォメーションは大賑わいです。

「あなた、デイサービスショーのチケット買ったの?」「勿論!」「その次は八代亜紀さんのコンサートもあるのよ、買うの?」「勿論!」「そうよね、楽しみ」・・・とエレベーターの中の会話でした。思わず「有り難うございます!」と、頭を深々と下げたことです。秋のイベントを楽しみにして頂くことも、暑さを乗り越えるパワーになるかもしれません。

どうぞ、お元気にお過ごしください。

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