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2020年08月

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2020年08月

[No.109] 暑中お見舞い申し上げます

更新日2020年08月03日

お元気ですか!

コロナ禍の夏休み、「里帰り、やめました」「お盆には誰も帰ってきません」という声が多く聞かれます。故郷のぬくもりを楽しみにしていた若いご家族にとって、また、お孫さんの成長ぶりを心待ちにされていた方々にとっても、何とも言えない寂しく落ち着かない夏の日が続きます。

 

こんなときこそ、近くの人々と支え合って、この時期を何とか乗り越えなければなりません。しかし、私たちは今、近づいて親しく話すことも憚られ、人間的つながりが確認できない寂しさやもどかしさに包まれています。電話やネットなどでそれぞれの思いを確認しながら過ごすしかありませんね。声をかけあって、つながりを確認し、そのことに安心しながら、心の健康を保つ努力が必要かもしれません。また、自粛という中での運動不足解消も必要ですから、上手に工夫して体を動かすことを考えましょう。また、笑うことも少なくなったこの頃、私は友だちとの長電話が最高のストレス解消、友情に感謝の日々です。新しい生活様式の中、暮らしの中での新しい発見を求めてコロナ禍を乗り越えましょう。

 

このところ新聞にも大きく取り上げられるようになったワクチン開発の記事に希望をつなぎながら、終息を祈るばかりです。

 

先日は、まどかぴあで「おとなの楽校」と「ティータイムスペシャルコンサート」を開催しましたが、おかげさまで無事に終えることができました。スタッフは何回もシミュレーションを繰り返し、消毒、検温、マスクの着用、密を避けるために入場や退場にも制限をさせていただきましたが、すべての面で皆さまのご協力を頂き順調に動きを進めることができました。「まどかぴあご利用のお客様は、粛々と動いてくださり本当に素晴らしいと思いました」とあるスタッフが感動していました。皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。

 

「おとなの楽校」では、中村哲先生と現地で30年以上活動された藤田千代子さんの講演、さまざまな出来事を映像とともにその活動状況をしっかり伝えて下さって、心に迫るものがありました。「中村先生の写真があまりにもたくさん出てきたものですから」と講演時間いっぱいのお話、いまでも中村先生がアフガニスタンにいらっしゃるような気になったものです。夜は静かにモーツアルトを聴いておられたとか、アンケートには中村先生の偉大な功績に対する感動のお声が重なっていました。

ペシャワール会の方々が当日お手伝いに来て下さいましたが、たくさんの受講生の方々からの募金に感謝しながらこれからの活動の継続を誓っておられました。

 

まどかぴあでは、新型コロナの感染状況を判断しながら、これからの活動を模索してまいります。情報紙アテナやホームページからのご案内にもご注目下さい。

 

厳しい暑さがやって参りました。どうぞ、お元気でお過ごしください。

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