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2018年11月

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2018年11月

[No.92]冬の足音が近づいてきましたね

更新日2018年11月16日

お元気ですか!

小春日和と木枯らしが交互にやってきて、季節は確実に冬に向かっています。

私自身も、インフルエンザの予防注射を受けて、風邪予防のための準備を始めました。

これから、寒さ対策、乾燥対策も必要ですね。気をつけて、元気に冬を乗り越えましょう。

 

 まどかぴあでは、今、ギャラリーモールに紫色のオーガンジーが窓辺に揺れています。これはDV防止キャンペーン「女性に対する暴力をなくす運動」のパープルリボンの取り組みのひとつです。11月25日の「女性に対する暴力撤廃国際日」まで、全国で繰り広げられているものです。パートナーなどからの暴力は人権を侵害するものであり、特に女性が被害者となることが圧倒的に多いのです。私たちのまわりの様々な人間関係の中で暴力的な行為や言動がないか、今一度振り返ってみなければなりません。

 

 まどかぴあの11月は、「おとなの楽校」「深夜放送同窓会」など、秋のイベントが盛りだくさん!そして、12月はシネマランドやティータイムスペシャルコンサートが待っています。

12月15日(土)のシネマランドは「サンタクロースになった少年」を上映いたします。心温まるサンタクロース誕生秘話です。北極圏ラップランドの美しい雪景色とともに、日本では劇場未公開の作品をご家族でごゆっくりお楽しみください。

また、12月16日(日)は13:30開演「歌と絵本で楽しむクリスマス」、16:00開演「おとなのためのジャズ&映画音楽」の2つのスペシャルコンサートが楽しめるのです。豪華な出演者の皆さんがちょっと早めにクリスマスの喜びと楽しさを届けてくださいます。お友だちとご一緒にお出かけください。

 

 

まどかぴあも、街のイルミネーションに負けないようにクリスマス色をお届けいたします。

 先日、博多座で中村獅童さんの新作歌舞伎「あらしのよるに」を観てきました。

5月に大ホールでトークと舞踊を披露してくださった獅童さんのこの舞台への意気込みは大変なものでした。15年前、きむらゆういちさんのこの絵本に出会い、いつかは歌舞伎にしたいと思っていたそうです。その舞台は絵本と歌舞伎の融合、伝統と革新のぶつかり合いが実現して、重々しい義太夫節とともに、狼と山羊の友情の物語が展開していくのです。

 捕食関係にある狼と山羊、〝喰うもの“と”喰われるもの”の関係を越えていく様子は感動的で、普遍的なテーマである人間の絆や友情というものをしっかりと教えられるものでした。客席に風が吹き雷鳴が轟き、狼の‶がぶ〟や山羊の‶めい〟が客席を走り回るという、ワクワクドキドキハラハラという時間でした。4歳のお子さんから入場可能な公演ということで、獅童さんは「ぜひ、子どもたちにキャーキャー言いながらみてほしい」と仰っていました。お子さんやお孫さんとともにお出かけになってもいいですね。獅童さんのお母様が生前「獅童が座頭をつとめられるようになったら、この物語をぜひ歌舞伎にしてやってください」と企画書を書いておられたとか。この秘話も心に響くものでした。

 

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