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[No.91]10月、秋深まってきました

更新日2018年10月04日

お元気ですか!

あんなに暑かった夏から秋へ、いくつかの台風とともに急に季節が移り変わって戸惑うくらいです。

それにしてもこのところの災害の多さに胸が痛みます。

自然と向き合う中で、私たちはどうすることもできないもどかしさや怖れを感じることが多い今年の夏でした。

 

 

 まどかぴあのギャラリーモールの真ん中には秋色の風を感じさせるオーガンジーが広がっています。これから山々の色づきが楽しみな季節、どうぞ、よい秋でありますように。

 

 さて、まどかぴあ3階の男女平等推進センター アスカーラで活動されている「大野城女性の会」の皆さんの25周年記念誌のことをご紹介させてください。

 

 私は、まどかぴあでの仕事のスタートは女性センター(現:男女平等推進センター アスカーラ)でした。

男女共同参画の推進に関しては福岡県内の他の市町村より随分進んでいた大野城市、その中心となって活動されていたのが「大野城女性の会」の皆さんでした。

平成元年から始まった「大野城市女性講座」、平成3年の「女性問題リーダー研修会」、そして、平成4年に第1回の婦人週間記念講演会へと、そして、この講演会の開催とともに「女性の会」1期生が発足するのです。

 まどかぴあができたのは平成8年、その中に女性センターができたのもこの皆さんの活動が土台のひとつになっているのだと思います。私がまどかぴあに来て、ともに学び、ともに活動してきた中にいつも女性の会の皆さんがいてくださいました。ですから、私にとっては、心のふるさとのような方々なのです。そして、今もまどかぴあの様々な活動の中にそのお顔があり、ほっとすることが多いものです。その活動は四半世紀に及び、地域や様々な場面でその活動の幅を広げておられます。

 

 皆さんが、3年ほどかけてこれまでの歩みをまとめて記念誌を作られました。男女共同参画社会の実現に向けての地道な活動の姿がよく分かります。みなさんと一丸となって大ホールを満席にすることができた様々なイベントのことなど具体的に振り返ることができます。

まどかぴあの図書館にもこの記念誌を開架しております。ぜひご覧になってみてください。

 

 男女共同参画社会というのは、誰もがその人らしくそれぞれの場でのびのびと活躍することができる居心地のよい社会、“老若男女”共同参画ともいわれます。ダイバーシティ、多様性を重視する社会の実現はとても重要なことです。国の法律である男女共同参画社会基本法をはじめ、新しい女性活躍推進法など、さまざまな法の整備は進んでいます。そんな中で、誰もがゆっくりと意識を変えていくことが求められます。

 

 女性の会の皆さんが25周年を記念して、アスカーラ市民グループ活動支援事業で12月にイベントを企画されています。行政の取り組み、教育分野での動き、地域の現状などについてそれぞれの代表の方々とのパネルディスカッションを開催予定です。詳しいことは、男女平等推進センターのホームページをご覧ください。

 

季節の変わり目、風邪がはやり始めています。ご自愛ください。

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