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2016年10月

[No.69]小学校に芸術の秋を『まどかぴあ芸術教室』

更新日2016年10月18日

お元気ですか!

まどかぴあの秋、10回目となる今年の版画ビエンナーレも多くの来場者の方々をお迎えして閉幕しました。そして、このところギャラリーモールには多くの中学生たちの声が響いています。文化祭の季節なのですね。ホールからは歌声が響き、ホワイエには絵画が並んで芸術の秋を感じさせてもらっています。学校の文化祭をまどかぴあの大ホールで開催していただいています。中学生の話し声がまどかぴあに重なると、それだけで施設全体が動き出すように元気になるのです。

ところで、先日大野北小学校に出かけてきました。

まどかぴあの学校アウトリーチ『まどかぴあ芸術教室』のひとつである演劇「泣いた赤鬼」を、1年生3クラスの皆さんたちと鑑賞したのです。劇団ショーマンシップの皆さんの素晴らしい「泣いた赤鬼」は、わかりやすいナレーションと、歌に台詞、赤鬼を取り巻く青鬼や村人たちのやり取りに小学生の皆さんは笑ったり一緒に歌ったりと大変な盛り上がりでした。

 

浜田廣介作の児童文学「泣いた赤鬼」これは学校教科書にも採用されたことがあるそうですが、伝えたいメッセージは様々で、観る人それぞれの心の中になにか大きな温かさが残るものです。

1年生の担任の先生は「皆さんはどう思いましたか?先生は“キミが悲しいと私も悲しい、キミがうれしいと私もうれしい”・・というところが心に残りました・・」とまとめられました。

「皆さん、本当に楽しい時間でしたね。皆さんにお礼を言いましょう、ありがとうございました!」一緒に1年生の皆さんが大きな声で「ありがとうございました!!」と。

大野北小学校の校長先生も体育館の後ろのほうでじっと立って最後まで観てくださっていました。そして「本当にいいものでした。みんな喜んでいます。ありがとうございました」と声をかけてくださいました。

 

 

体育館を出る生徒さんはニコニコ笑顔。この表情が学校アウトリーチに出かけたことの喜びであり、まどかぴあ担当者の更なるやりがいにつながるのです。

 

これからの社会を担う子供たちに様々な芸術文化の風を届けたい、その思いでまどかぴあから大野城市内の小学校へ様々な内容を提案、今年も20を超えるプログラムで学校に出かけています。

 

水彩画、狂言、邦楽、ダンス、野焼き体験などなど…秋の深まりとともに小学校へのお出かけが増えています。

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