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これからの女性、社会、トップに立つということ(No.65)

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これからの女性、社会、トップに立つということ(No.65)

更新日2017年08月22日

<残暑とは名ばかりで>

 

 毎日暑い日が続いています。今年の夏はエアコンをフル活用して、何とか乗り切っている状態です。この文明の利器がなかったら・・・、想像しただけでも恐ろしいです。

 

 

 

 今回は「女性の活躍」について、「女性の社長」に焦点を当てました。

 会社の経営上、親から会社を任され「会社を引き継ぎ、社長業を頑張っている」女性についてご紹介いたします。

~ 竹下製菓 竹下 真由社長 ~

 

 一例目は、今年の3月にセンター主催の元気塾特別講座で講師としても招聘した竹下製菓株式会社の竹下 真由社長です。パネルディスカッションでの竹下社長の生き方に共感された方が大変多く、何と、本年度の女性の会の館外研修での視察先になり7月14日に会社に訪問させていただきました。

 竹下社長は、現在、35歳で、3児(7歳、6歳、3歳)のお母さんです。竹下社長は、2016年より竹下製菓代表取締役社長に就任したことで、妻であり、母であり、社長でありと一人で3役を担って頑張っている女性です。因みに、会社の名前が一躍有名になった(聞くところによると九州一円らしいですが)あの『ブラックモンブラン』は、おじい様である先々代の発案だそうです。

 

 竹下社長は、女性社長として「女性が活躍できる経営のポイント」を大きく3つ挙げておられます。

 1つ目は、『子育て応援宣言』をし、育児休業がとれる環境づくりをしていること。

 2つ目は、女性を雇うことがデメリットにならないように、育児・ライブ・農作業等、どんな理由の休暇であっても認め合える環境を作ること。

 3つ目に、一つの業務を3,4人ですることで、業務から抜けやすくして有給を取りやすくしていること。

だそうです。

 これらのことを経営の柱にすることで、男女ともに働き続けられる職場、人間関係、仕事内容、給料がうまくリンクするワークライフバランスのとれた会社をめざしているということです。30代で社長となり、従業員とともに次世代にバトンをつなげるように頑張っている社長に大きな期待をしています。

 

~ 日本経済新聞掲載のお二人 ~

 

 二例目は、8月14日の日本経済新聞に掲載されていた二人を紹介します。タイトルは「会社継いだ覚悟と軌跡」です。

 

 そのうちの一人は、石坂産業の石坂 典子社長(埼玉県三芳町)です。30歳で父親から産業廃棄物処理業の会社を引き継いだ石坂社長。就任当時近隣で採れた野菜からダイオキシンが検出されたこと等から地域社会からの風あたりが強く、大変な時期だったようです。社長は、子育てしながら社長業をするという大変な時期を乗り越え、今では「経営者に大事な事は、使命感と責任感と情熱だ。知識や学力が足りなくても従業員に補ってもらえる」と考えるまでに至ったそうです。大変な苦労を乗り越えた社長は、経営と人生は一体ということが事業承継のポイントだと言われています。

 

 もう一人は、ダイヤ精機の諏訪 貴子社長(東京都大田区)です。32歳で父親から精密金属加工の会社を引き継いだ女性です。父親の急逝で会社を継ぐことになった諏訪社長は、小学校に上がったばかりの子どもを一人で育てながらの社長業。子育てと仕事に苦労している女性に「いつか楽になる」ということを伝えたいそうです。経営については、大手メーカーでエンジニアをしていた時のノウハウをあてはめて売り上げを増やしていったそうです。突然の就任で、創業者の理念を聞けずに引き継いだが、経営理念は一緒に働く社員との方向性を合わせることなので聞いておきたかったのだそうです。今までも、これからも『感謝』を忘れずに経営していきたいと言われています。

~ これからの私たちの考え方、生き方 ~

 

 女性が社会で働くということが当たり前になっている昨今、これからは会社の上司や経営者という立ち場で働くことも多くなることは必至です。そういう状況になった時に、私たち女性の考え方や生き方が問われることは間違いないと確信しました。

 これまでの「後継者は男性」「女には経営できない」という概念を、「経営の素質そのものとよく向き合うことを大事にする」という考え方に発想転換をして、男女関係なく会社のトップにたつことで、事業承継の視野は広がります。全国で活躍している女性社長の更なる活躍に期待したいものです。そして、女性が先頭に立ち、リーダーとして頑張ることでそれまでにはなかった会社発展へ貢献できることを信じています。

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