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2012年05月

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男女共同参画条例制定記念講演会を終えて(№3) 

更新日2012年05月31日

男女共同参画条例制定記念講演会を終えて

大野城市では平成8年に男女共同参画条例の制定・施行していますが、条例の制定を記念して先日、講演会を開催しました。本年度は、麻生渡 前福岡県知事をお迎えして、「女性の社会進出後進国日本」と題して、基調講演をしていただきました。日本では女性の社会進出が大変遅れており、世界を見渡せば、女性の首相や大統領も多くみられます。国会議員に占める女性の割合は、日本は1割ですが、世界各国は、クオーター制を取り入れていることもあり、北欧では女性が4割を占めます。韓国もクオーター制を導入し、国会議員に占める女性の割合が高まりました。また、EUでは、一定規模の企業の役員について、男女の割合がどちらか一方に偏らないように法律で定められています。日本でもクオーター制を導入すべきではないでしょうか。また、女性は出産や子育て等で仕事をやめる割合が高く、キャリアが中断します。麻生さんは、『少子高齢化が進み経済が低迷する中、日本はもっと女性の力を取り入れるべきで、女性が活躍できるよう子育て支援やワークライフバランスなどの環境整備が必要である』と会場の皆さんに力強く話されました。また、男女共同参画という言葉が運動の性格をあいまいにしており、男女平等運動や女性解放運動がもっていたエネルギーをそいでいる面がある為、明確な目標設定が必要であるとの鋭い指摘もありました。来場者の皆さんにとっても、私たちにとっても、大変刺激的な講演でした。
2008年スウェーデンでは、従業員25人以上の企業の事業主は3年ごとに労働条件、採用方針、男女間の同一賃金に関する行動計画の策定と進捗状況報告を含む「平等に関する職場計画」を策定することとされました。また、事業主は企業内の男女の格差の実態とその格差解消方法について、次の年までに開始または実施することを明示した「調査分析計画」を策定しているという報告を内閣府の「共同参画」で読み、日本の状況との違いに愕然とする思いです。この違いは、歴史的背景なのでしょうか、土壌でしょうか、国民性でしょうか、国の本気度でしょうか。
少子高齢化が急速に進む日本にあって、老若男女共同参画社会づくりは急務であり、いろんなことを考えさせられた1日でした。

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